島根弾丸ツアー(2)

      話は前後しますが、大森へ行く前に三瓶山を一周し、三瓶埋没林公園へ寄りました。
      ブログのおともだち「ひ~ちゃん」さまに教えていただいてから数年、ずっと機会をねらっていました。
      この埋没林はほかのところと規模が違います。
      谷が噴火とその泥流が逆流しちょうど良い時間に埋めつくし、
      かつ、地盤的にも固い層に守られて腐ることもなく、4000年を経て私たちの前に姿を見せています。
      一度水田の整備で頭を現した埋没林も上を輪切りにされて、また聖地されて数年、
      一枚の写真が埋没林を調べていた松井先生の目にとまり、その後もいろんな経緯があって
       再び掘り出せれて、県の事業として、素晴らしい施設ができていました。
       どうも暗い写真で恐縮ですが、ご覧下さい。
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        左がエレベーターの入り口、この下に埋没林がたっているのです。
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         現在は杉林の自然林はこちらの地方にはないと思いますが、
         4000年前の島根、400年ものの杉がごろごろしていたようです。
         縄文時代の遺跡に接っし、わくわくしてきました。
         三瓶埋没林の詳しいことは検索してください。そして、お近くへ行ったらぜひご覧ください。
by kimiko_shibata1 | 2015-05-21 20:27 | | Comments(6)
Commented by hemi-kame2 at 2015-05-22 08:25
火山で埋まった4000年前の杉なのですね。
見た目はそんなに時間が経っている風には見えないですね。
でも人の時間から見るとこれは驚異ですねぇ。
埋もれたまま、あと2億5000万年ぐらいたてばこの木も石炭になっていたのですね。
そんなことを考えると時間スケールが大きすぎて面白いです。

Commented by h6928 at 2015-05-23 10:24
大規模な保存施設ができているんですね。すごい!!
4000年前の杉の自然林が当時のまま埋まっているのも、
大自然のなせる技ですねえ。
杉って植林されたものしか普段目にしないですけど、
元々は日本固有種の自然林だけだったのが、
そのままみられるなんて、タイムマシンみたいですね。
Commented by kimiko_shibata1 at 2015-05-23 12:53
hemi-kame2 さま
まったく地球の歴史からするとヒトってほんの短い期間
火山のくしゃみでいろいろ振り回されて・・・鹿児島の噴火、被害がないといいですね。
大自然の前には微力な人、仲良くできないものか思います。
素晴らしい空間を味わってきました。
Commented by kimiko_shibata1 at 2015-05-23 12:56
h6928さま
石見銀山もそうですが、島根県が貴重な税をとても素晴らしいことに使っているように思いました。
なかなか直接的な利益にはつながらないこうした施設、本当に貴重です。
西日本に自然林の杉林、それも樹齢300~400年ものですから地球がどのようだったかも興味深いところです。
Commented by zao480 at 2015-05-23 23:14
埋没林をご覧になったのですね。時々仕事を頼んでくる方が調査に係わっておられました。三瓶小豆原は本数はそれほどでもないのですが、とにかく樹齢が半端無く、スケールが大きいですね。
これだけの立木がそのまま埋まってしまったので、火山泥流のすごさがわかります。
2009年の学会誌に、昭和58年に撮られた写真が載っていましたが、脇に写っている人の小さいこと!!
Commented by kimiko_shibata1 at 2015-05-24 06:51
zao480 さま
根っこの付いた状態で保存されていると聞き、一度行ってみたいと思っていました。
できた偶然、守られてきた偶然、発見の偶然・・・そんなものがうまく絡み合って、かつ、このような施設ができて目の前に4000年前の太い杉やトチノキがたっている空間は素晴らしかったです。
大きさも、時間も・・・人は小さなものであることを再認識
今、火山活動が少し活発になり、いろいろと思いめぐらせました。
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